ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が自分のコンピューターで古いバージョンのWindowsを実行していると伝えられ、その画像がクレムリン報道局によって誤って公開されたことが明らかになった。ガーディアン紙が報じた。
写真にはプーチン氏のコンピューターが稼働していることが示されていたWindows XPガーディアン紙によると、プーチン氏は18年前のオペレーティングシステムをクレムリンの事務所とモスクワ郊外のノヴォ・オガリョヴォ公邸で使用しているという。
ロシアのニュースウェブサイト「オープンメディア」の報道によると、ロシアのインターネット保護協会の会長は、写真には両方のコンピューターでWindows XPが実行されている様子が写っていたことを認めたという。
どうやら Microsoft Windows XP は、ロシア政府の公式コンピュータでの使用が承認された最後のオペレーティング システムであると、国防省の文書を引用して Open Media ウェブサイトが報じた。
ただし、このオペレーティング システムは 2014 年 4 月以降、Microsoft からの定期的なセキュリティ更新プログラムの受信を停止しており、ハッキングに対して脆弱になっています。
実際、Microsoft は Web サイトで、Windows XP を実行しているコンピュータは「セキュリティ リスクやウイルスに対して脆弱である」と警告しています。
一方、Windows 10の使用は国家機密を含まない政府機関にのみ認められており、プーチン氏のコンピュータには適用されないようだ。
プーチン氏は長年、インターネットを疑惑の目で見てきた。ロシアはインターネットの世界から孤立し、自国のテクノロジー産業を発展させようと執拗に努めている。
同国では、政府のコンピュータでの Microsoft と Google の使用を段階的に中止しており、ロシアの Astra Linux OSYandexなどの国産ブラウザも含まれます。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、プーチン大統領が旧式のマイクロソフトのオペレーティングシステムを未だに使用している理由についてコメントしていない。
先月、ロシアデバイスの販売を禁止した一方、5月にプーチン氏が署名した「主権インターネット」法は11月1日から施行された。
この法律は、「緊急時に」インターネットのロシア部分を世界の他の地域から遮断する権限を同国の政府に与えるものである。