新しい携帯電話により、日本政府は秘密裏に国民を追跡できるようになる
日本のローカルモバイルネットワークNTTドコモは火曜日、政府が国民を秘密裏に追跡できるようになる5台の新しいスマートフォンを発売したとジャパンタイムズが報じた。言い換えれば、新たに発売されたスマートフォンでは、ユーザーの認識や同意なしにユーザーの位置を追跡できるようになります。
同社の広報担当者によると、NTTはこれまで危機発生時に主に犯罪捜査に関連したGPSデータを当局に引き渡していたという。
「要請があれば、適切なガイドラインに沿って、警察、救急車、海上保安庁などの緊急サービスに電話のGPSシステムを使用して位置情報を提供した」と広報担当者はジャパンタイムズに語った。
現在のスマートフォンのモデルは、ユーザーの位置が第三者によってアクセスされるとユーザーに通知します。総務省はこれまで通信事業者に対し、こうしたデータを政府当局に引き渡す前にユーザーの同意を得るように求めていた。しかし、2015 年 6 月にこの要件は削除され、新しく発売されたスマートフォンは、ユーザーの GPS を目立たずに追跡できるようにする法律に対応したものとなっています。
この新機能が搭載される最初の 5 つのドコモ Android デバイスには、Galaxy S7 Edge、Xperia X Performance、Arrows SV、Disney Mobile、Aquos Zeta が含まれます。現在のドコモの携帯電話もファームウェアのアップデートを通じて同様のアップグレードを受ける予定ですが、正確な時期はまだ不明です。 Galaxy S7 Edgeは木曜日から店頭で発売され、残りは6月に発売される予定です。
この展開を衝撃的だと言う専門家もいる。
「これは極度のプライバシーの侵害です。それは単に自分がどの国にいるかを認識することとは何ら変わりません」と弁護士の清水勉氏は語った。 「位置情報は人の動きを明らかにするものであるため、非常にプライベートな情報です。しかし、特定の状況では捜査当局がそのような情報を必要とすることは理解していますので、国民の理解を助ける法律が制定されるべきです。」
同氏は、通信事業者がユーザーに通知せずに電話の位置情報を提供することは違法であるべきだと述べた。
「個人情報を外部組織に配布すべきではないというのが国際的な慣行であり、信じられている」と同氏は述べた。
しかし、ジャパンタイムズの報道によると、捜査当局は通信事業者に位置データの提供を求める前に裁判所の令状を取得する必要があるという。
出典:ジャパンタイムズ