最近、世界初の伸縮可能な高解像度ディスプレイを発表した後、韓国に拠点を置くエレクトロニクス大手LGディスプレイは月曜日、自動車用インフォテインメントシステムに革命をもたらす可能性のある自動車用の新しいサウンド技術であるシン・アクチュエーター・サウンド・ソリューションを発表した。
従来のスピーカーはボイスコイル、コーン、マグネットなどの部品により大きく重くなりましたが、Thin Actuator Sound SolutionはLG Displayのフィルム型エキサイター技術により非常に薄くて軽量です。
この技術により、デバイスがディスプレイ パネルや車体内部のさまざまな素材を振動させて、「豊かな 3D 没入型サウンド体験を可能にする」ことが可能になります。LGは主張する。
パネルスピーカーはパスポートサイズ(150mm×90mm)、厚さ2.5mmです。重量はわずか 40g で、従来の車用スピーカーの重量の 30%、厚さの 10% です。
さらに、スピーカーのスリムなデザインにより、スピーカーグリルを取り外すことができ、ダッシュボード、ヘッドライナー、ピラー、ヘッドレストなど車内のどこにでも設置できます。
これに加えて、LGによれば、「音質を損なうことなく」車載スピーカーが通常占有しているスペースを解放することにより、スペース効率も向上します。
さらに、スピーカーの環境配慮性を高めるため、LGディスプレイは従来のスピーカーの磁石に一般的に使用されていたネオジム(Nd)などの希土類元素の使用も排除しました。
「私たちは、空間、デザイン、環境への配慮を高度化する最先端技術により、従来の重くてかさばるスピーカーを「目に見えない」高品質なサウンドソリューションに変革し、これまでにない次のレベルのサウンド体験を提供します。 」とLGディスプレイの副社長兼事業開発本部長のヨ・チュンホ氏は語った。
LGの新しい薄型アクチュエータサウンドソリューションは、スペース効率、デザインとサウンドエクスペリエンスの革新性、そして環境への配慮が認められ、米国消費者技術協会からCES 2023イノベーションアワード(「車載エンターテイメント&セーフティ」部門)を受賞した。
同社は、世界的なオーディオ企業と共同開発した薄型アクチュエーターサウンドソリューションを2023年1月に開催されるCESで披露する予定。この革新的なソリューションは2023年上半期に商品化される予定だ。